●ちょん・ひょんしるから「これから韓国語を学びたい」と考えている方へ！

韓国語は日本語と語順が似ているからやさしい！
他国語を学ぶと、その国はもちろん自国の文化にも興味がわいてくる！

現在、私は大学で韓国語の講師、公民館等で韓国文化の紹介（キムチづくり等）、福島県国際交流協会で韓国語講座を行い、また今度は新聞のコラムを執筆する等大変忙しい毎日を送っています。
　そうした中で感じるのは、福島の公民館や各学校で講演活動を行っていると、小学生や中学生からお年寄りまで幅広く韓国に対する関心があるということです。聴衆から講演について熱心な質問があり、１時間の講演予定が２時間に延びたりするぐらいです。皆さん熱意のある目で聴いており、熱心な反応が帰ってきます。

韓国語を学ぶのに「何をするべきか」が一番重要です。日本語を母語にする人には韓国語の文法は語順が似ているので単純です。問題は「発音」です。発音練習は反復して何度も行う必要があります。
ただ重要なのはあいさつをせっかく学んでも、韓国の文化を知りどういう場面で使うのかという点まで学ばないと実際意味がありませんし、使えません。
一方的に教えるだけでは駄目です。異文化理解を抜きにして語学教育はできません。
韓国語を学ぶ際にも韓国の文化をも知ることが必要です。機械的な語学学習ではなく、他国の文化を好きになり、そして興味を持つことが重要です。
例として、日本人は感謝の「ありがとう」を何度も使います。それこそかなり前にあったことでも気を使い、何度も「ありがとうございました」と言う。しかし韓国では感謝の気持ちを何度も表すのは聞き苦しいと感じられます。礼儀の形が国の文化により違う。そういったことまで教えないと意味がないですね。
また、外国の言語に触れるメリットとして、自分の国の言語や文化に対しても新鮮な刺激を得ることが出来ます。そして自分の国の文化に思いやりを持つことが出来ます。　韓国語が難しいというイメージがありますがそんなことはありません。日本語の特徴として口を開けて喋らない、アクセントがほとんど無いといったことがあるので韓国語に限らず他言語を学ぶ際に難しいと感じるのです。日本語と韓国語は語順が似ている。これは珍しい。
日本語母語者が他言語を学ぶのに間違ったトレーニングを受けているケースが見られます。スピーキング、リスニング、リーディングは同じものだと思っている人が多いが、それぞれ別個のテクニックが必要です。

ご参考：毎日新聞連載コラム「日本人に学びやすい韓国語」