その騒動はちょん先生からの一本の電話で始まった。12月14日(火)、福島空港12時着のアシアナ便でヨン様が福島にやって来たと言うのだ。初めは半信半疑で聞いていたが、先生が写真を確認したという話を聞いてようやく信じることができた。
次に考えたのは、「なぜ福島なのか?」ということだった。おそらく前回のような混乱を避けるため地方の空港を選んだのだろう、そしてそれがたまたま福島だったのだろう、と考えたが、これが間違っていたことが後になってわかった。彼が福島空港を選んだのにはちゃんとしたわけがあり、福島空港でなくてはならなかったのだ!しかし、この時にはこれからの2日間、特にヨン様のファンでもない私までもが騒動に巻き込まれることになるとは思ってもみなかった。
先生と電話で話している間に、私は大変なことに気がついた。「ふく・かん・ねっと」の会員数名が今日韓国から帰ってくる予定になっていたことを。先生にそれを告げた途端に状況は一変した。「すぐ、その人たちに連絡を取って!」
その後の状況を簡単に説明すると、まずFさんに新聞社2社が取材、その記事を見た東京のNテレビとFテレビからの取材の申し込み、その後地元のテレビ局から取材の依頼・・・。本人の許可もなくマスコミに連絡先を教えるわけにもいかず、私は飛行機にも乗っておらずヨン様を見てもいないのに大忙しとなった・・・。もう、知らない番号と非通知の電話には出ないぞ、と心に決めた頃にようやく騒動は終わったようだった。
ここでトッポギの会員でない方のために目撃者から聞いた機内のペ・ヨンジュン氏の様子を説明すると、ヨン様は前から2番目の席に座っていたそうで、通路を通る人たちに顔を見られないように新聞でずっと顔をかくしたり、物を拾うふりをして下のほうを向いたりだいぶ苦労をしていたようだった。機内の人たちもみんな気がついていたようだが、騒ぐ人もなく、そっとしておいてあげようという雰囲気だったとの事。先日の来日の時の騒動をみな知っているだけに、同情する気持ちもあったのだろうか。いずれにせよ、ここで冷静に彼を迎えてあげたということは、また福島空港を利用してくれるかもしれないということで、会員の皆さんの韓国旅行の楽しみがまた増えたのかもしれない。
福島空港に着いた後、行方がわからないペ・ヨンジュン氏。今頃、磐梯山を見ながら露天風呂でのんびりと熱燗などいただいているのだろうか。福島を好きになって、また何度も福島に来てくれるといいと思う。
ペ・ヨンジュンシ!このホームページを見てくれてるかな?
후쿠시마에또와주세요!