◆初めての日本訪問◆   Hyo Jin Lee 梨花女子大学

※英文和訳は,韓国語・韓国文化ネットワークのH.Norikoさん

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今回の旅行を通じて、日本の人々の暮らしがどんなものか少し知ることができたように思います。韓国と最も似ている国だと聞いていましたが、異なる点が多く、「反対」のことさえあることを知りました。
 まず、人々の温かさや態度がかなり違います。韓国人は、強気で社交的で、韓国語を話さない外国人に対して失礼な態度を取ることがありますが、日本人は違います。私が困った時、ほとんどの人々が進んで助けてくれました。また、日本人の働く姿勢には目をみはるものがあります。どんな仕事でも、一生懸命に働いているように見えました。自分の仕事に誇りを持ち、最善を尽くしていることに大変感銘を受けました。

●福島
福島では一番あたたかい歓迎を受けました。福島には韓国語・韓国文化ネットワークというグループがあります。彼らと一緒に日本式のカラオケバーに行きました。韓国のカラオケと少し似ていました。伝統料理を食べ、色々な所に行きました。多数の渡り鳥が羽を休ませている場所など、今まで見たこともない素晴らしい光景に感動しました。写真も沢山撮りました。伝統的な寺院と手工芸美術館にも行きました。全ての物がエキゾチックで驚きでした。
福島大学を訪問して、副学長と学生たちと話しました。学生達は勤勉で情熱的に見えました。彼等が案内してくれたキャンパスは韓国と違う所があり、楽しく過ごしました。

●京都
建物が小じんまりしていることを除けば、京都の雰囲気は韓国の慶州に似ています。選挙運動期間中だったため、2階建てのバスが走っていました。車の交通量はそれほど多くはなく、多くの人が自転車を利用していました。バス代の払い方が韓国と全く反対なのが面白いと思いました。全てが秩序正しくきちんしているように見えました。京都の人は礼儀正しく、細身で小柄な人が多かったです。
京都大学のキャンパスは思ったほど大きくはありませんでした。韓国の大学に似た学食でランチを食べましたが、日本人は小食で静かに食べるように思いました。学食で働いているご婦人たちは、一生懸命働いていて親切でした。大学のゼミで私達のメンバーの2人が発表しましたが、好評でした。ゼミが終わってから、日本の学生と雑談しました。京都大学で教えているハワイ出身のベッカー教授にもお会いしました。日本人のももの見方や考え方について何から何まで話してくれました。私は、受け止め方次第で、全てが随分違って来るのだと思いました。みなで一緒に夕食しながら沢山話をしました。
22日は自由時間があったので、みな京都市内を見て回りました。私は、メンバーの一人と三十三間堂と銀閣寺に行きました。修学旅行の生徒たちがいて、彼らの服装や行動を見ることができました。観光客が沢山いるのに、お店の人が呼び込みをする姿が見られないのは、韓国と反対だと思いました。お店の人は静かに立っているだけなのです。どこに行ってもきれいなのが印象的でした。祇園では本物の芸者さんと舞妓さんに会い、一緒に写真を撮りました。街を歩いて、ゆったりした気分で日本の雰囲気を味わいました。韓国とは違って、それはそれは沢山の新しい商品や美味しい食べ物が私を虜にしました。あずき入りの菓子が最も気に入りました。帰りに道に迷いましたが、通りがかりの親切な人が車に乗せてくれました。それもあってか、訪れた5ヶ所の中で京都が一番好きです。
 日本人が韓国人ほどコーヒーを飲まないことに気づきました。ハーブティーを好んで飲んでいるように見えました。みなダイエットに熱心のようで、居酒屋のお酒にもカロリー表示がありました。料理は言うに及ばずです。地下鉄の乗客は韓国よりずっと静かで、多くは本を読んでいました。

●東京
東京はソウルと似てせわしくて、人々の顔はどこか厳しく見えました。日本人のペンフレンドと一緒に浅草界隈に行きました。とても気に入りました。観光客が大勢いて、私達も沢山写真を撮りました。寺院は韓国の寺院とかなり違って、華やかで手入れが行き届いていました。お坊さんの着ている物も華やかで、髪も韓国より長く、結婚さえ許されていると聞きました。
東京には何でもあると思いました。ワッフルを生まれて初めて食べましたが、とても美味しかったです。若くてお洒落な若者が目立ちました。
夜は銀座のレストランに行きました。私達を招待して下さった大学の先生の友人も一緒でした。伝統的な日本料理店に行ったのは初めてだったので、格別でした。そのお店の何もかもが豪華で贅沢だったので、明らかに学生の行くような場所ではないと思われました。
翌日、毎日新聞社を訪れ、大学生記者団から温かい歓迎を受け、とても嬉しく思いました。日本の学生と話をしたのはこれが始めてでした。韓国語で挨拶してくれたことや韓国語にたいへん興味を持っていて驚きました。レストランで美味しい中華料理を食べ、イラク派兵の問題等について話し合いました。編集会議にも参加し、記事の選定に関与しました。マスコミで活躍している学生達の姿を見て感動しました。彼等は自分達のやっていることに自信を持ち、やる気があってチャレンジ精神に富んでいるように見えました。

●筑波
これまで訪れた大学のキャンパスが一番大きいものでした。日本で一番大きいのだそうです。学生のための古本屋が沢山あって、私も驚くほど安い値段で何冊か買いました。大学の周りに大したものはなく、これも韓国の大学とは全く反対だと思った特徴です。至る所で自転車に乗っている人を見かけました。道路沿いでトレーニングやジョギングをしている人も見かけました。筑波では、私とメンバーの一人が発表をし、文化的な差異や現在の紛争についても意見交換をしました。
アメリカのプリンストン大学から来ている教授のゼミにも参加しました。19世紀の日本の歴史についてのゼミでした。日本人と韓国人の歴史的行為を比較することは非常に興味深いことでした。

●秋田
秋田は小さな地方都市という印象でした。韓国文化に興味をもつ人が集まる韓国文化クラブがあり、感動しました。みなで韓国に関するクイズをして、盛り上がりました。一番面白かったのは、秋田の伝統料理のきりたんぽを学生と一緒に作ったことです。誰もきりたんぽを作ったことがないのにとても美味しくできました。
翌日、山の奥にある涙のマリア像を見に行きました。大学の先生が山中にある目的地までご案内してくださり、マリア像について詳しく説明してくださいました。

今回の旅行は有意義で楽しく多くのことを学びました。礼儀正しい人々に会ったことが私の物の見方を文字通り180度変えたのです。旅行前は、日本人は韓国人に反感を持ち傲慢であるなど、漠然としたイメージを持っていましたが、これが大間違いで偏見であることがわかりました。多くの日本人が韓国のことを自ら進んで学び、20世紀初頭に日本が周辺諸国に行った行為を自覚している人が少なくありませんでした。

彼等は自分達の生活だけでなく、次の世代のためにも全力を尽くしています。また、大学の先生方が学生たち以上に勉強なさっている姿が強く印象に残りました。このような人々の姿勢こそが、この小さな国を世界で最も裕福な国の一つにしたのだと思います。それは、普通の人々の力によるにものに違いありません。彼らの政府を信頼し、日々の暮らしの中で最善を尽くそうとし続けているのです。私は、いつの日にかまた日本に行き、両国のために役に立てたらいいなと思っています。勤勉な精神がある限り、日本の未来は明るいと信じています。今回のように交流の機会が増えることで、両国の関係が近い将来さらに良くなると信じています。