民友新聞 2004年2月9日
  韓国文化や地域を考える
福島の吾妻地区川柳会が講演会


 
若者に対する地域の教育力を高めようと、吾妻川柳会(宍戸正敏会長)は九日、福島市吾妻学習センターで講演会を開き、参加者は韓国文化を学びながら、自分の地域のあり方について考えた。
 会場には吾妻地区の住民ら約六十人が参加。福島大学などで言語学講師を務める韓国出身のちょん・ひょんしる(鄭玄実)さんが「衣食住足りて日本よ何処へ行く」をテーマに講演した。
 鄭さんは二十年前から東京で暮らしていたが、二〇〇一(平成十三年)から福島市庭坂に移り住んだ。
 鄭さんは庭坂の気候や人々のぬくもりの素晴らしさなど韓国文化を交えて紹介。参加者は鄭さんの話に聞き入りながら、地域のつながりの大切さを学んだ。

 

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