毎日新聞<暮らしの中の日韓>
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  ★「アジュンマの離婚」の感想
私のまわりでは結婚しない友達も多いのですが、離婚した友達も少なくはありません。日本では、離婚届を出す際にそれぞれの友人か知人一人ずつのサインと押印が必要で、これまでに二人の親友から、この書類へのサインを頼まれたことがあります。一人目Aさんのときは、私はひたすら考え直すように話をして、サインを拒んでしまいました。友人の幸せを終わらせる書類へのサインがその時の私にはどうしても出来なかったのです。でも、離婚する時というのは、もうどうしようもなく一緒にはいられない状況になっている訳で、サインを断られた彼女の気持ちを思うと今でも直ぐにサインをしてあげれば良かったと後悔します。彼女は再婚し、今はとても幸せに暮らしています。二人目Bさんは、同じアパートの彼女は1階、私は2階に住んでいたこともあり、ほぼ毎日その友人夫婦と顔を合わせていたので、これも私にとってはサインするのは苦しいことでした。すごく仲の良い夫婦であったことを私は誰よりも知っていたけれど、このときはサインをすることにしました。この彼女も今は国際結婚をし、幸せに暮らしています。日本における、特に私の世代の女性側が切り出す離婚理由は、韓国のアジュンマの離婚理由と少々異なるように思います。離婚の理由は、パートナーに尽くして我慢を重ねたからではなく、自分にとってもっとよいパートナーがいるのではないか・・・という可能性から生まれる疑問がその原動力になっているように思われます。二人だけの問題ではなく、子どもがいれば尚更ですが、私も先生と同様、離婚はしなくて済むならしない方がいいと思っています。でも、自分で自分の人生を切り開いて今は幸せを掴んでいる私の友人たちをみると必ずしも悪いものではないとも思います。・・・・・さて、私はどうしようかな?と自分を振り返ります。私は現在35歳。結婚して10年。子供にはまだ恵まれていません。このままでいいのか!!もっとよいパートナーがいるのではないか・・という可能性から生まれる疑問を感じていないといったら正直言ってウソになってしまいます。どうなるのか?私の人生!。