読者のみなさまの感想                                      ご感想:メール
  ★ネット上に感想が掲載されていました。

地方出版の本にちょっと面白いのがありました。(肩の凝らずに楽しめます) 「田舎ぐらしの韓国人―東北での異文化交流日誌」  「冬のソナタ」の章もありました。(さっそく「立ち読みコーナー」です。笑)
〜  交通事故で死んはずのチョッサラン(初恋の人)に生き写しの人が十 年後にひょっこり目の前に現れたとしたら、あなたならどうしますか。 NHK−BSで二〇〇三年四月から始まった韓国のテレビドラマ『冬の ソナタ』のストーリーだ。  私の韓国語講座の生徒さんの間でも、このドラマの話で盛りあがって いる。(以下 中略)ドラマは時代を反映するとも言う。「家族の為に愛を犠牲にするなんて嫌だ」と現代の若者は叫ぶ。ドラマの中で愛か家族か二者択一を迫られた主人公たちが選ぶのはもちろん愛だ。この十年ぐらいの間に、愛に犠牲を強要する時代は過ぎた。  『冬のソナタ』も、やはりドロドロの家族関係が絡んだクライマックスを迎える。日本の視聴者の予想とストーリーのずれの中に日韓の違いが見える。 〜
>日本の視聴者の予想とストーリーのずれの中に日韓の違いが見える。  こういう視点って好きだなぁ〜(でもドロドロ家族関係のドラマは、ヤダ!)
   
  ★ネット上のBlogに感想が掲載されているのをみつけました。
http://blogs.dion.ne.jp/curryhotter/archives/547623.html
ちょん・ひょんしる(寿郎社、本体価格1500円)20年前に日本に留学のため来日し、日本人の夫の仕事の都合で福島に住むことになった韓国人女性のエッセイ。関西や関東のように、歴史的に韓国・朝鮮人の必ずしも多くない土地で、多くの苦労とともにまた土地の人との交流の喜びをつづったもの。平易な書きぶりには、言語や歴史、文化へのしっかりとした基礎が支えている。
   
  ★とても興味深く読ませていただきました。お礼のメールが遅くなりましたが、本のおかげで韓国文化を容易く紹介することができました。実は去年の11月からあるところで韓国語講座を担当していまして、その本を講座の受講生や寮の日本人の友達に貸しましたら、内容がとても興味深かったらしく、2,3回も読み直したそうです。(大学院生)
   
  ★いろいろと面白ところはあったのですが、ぼくには特に、親子や夫婦などの家族関係や人間関係について日本と比較している部分が(第W章など)興味深く感じられました。ぼくはNHKのラジオ講座で勉強したのですが、その例文にも父親の誕生祝いについての夫婦の会話とかこれに関するものがありました。また外部の人に話すときにも身内に対する敬語を使うなどいろいろ違いがあるなど違いがあるのも面白いと思っていました。テレビの講座のテキストでは、リュウ・ヒジョンさんが「リュウの目というコラムを載せていましたが、その中で韓国をタテ社会日本をヨコ社会と表現していました。今まで欧米と比較して「タテ社会日本」と言われてきたのでヘエって思ったものです。ちょんさんの本でもいろいろこのような違いが現れていて面白いと思いました。
   
  本を店頭で探したけどなかなかみつからず、インターネットでやっと見つけました。第二、第三の本を出す予定のあるときは、大手出版社からを考えて見てください。たとえば、大手出版社の新書とかああいうシリーズに組み込まれるとなんとなく手に取って読んでみようというようになりますよね。そのほうが、多くの人に読んでもらえたかなと思ったりはしました。本の内容が良いので、その点だけは惜しい気がします。
   
  ★「田舎暮らしの韓国人」の中から 「母の葬式」を読ませていただいた感想をお届けします。このエッセイの最後の一文にある「当時、私はまだ知らなかった。悲しみが、年月とともに増していくことを。」 に胸が熱くなりました。私の母は、幸い今も健在です。友人や知人の死に直面したことはあっても、家族のような身近な存在を亡くした経験がありません。でも、そんな私の心にこの一文は、愛すべき身近な存在の大切さを一瞬にして理解させる力がありました。以前、ブラッド・ピット主演の「セブンイヤーズインチベット」という映画がありましたが、先生はご覧になったことがありますか?あの映画で、チベット仏教の教え「輪廻」の考え方に触れ、興味を持って当時少し本を読んだことがありました。 先生と先生のお母様との別れは、いつの日にかまた別の形(人)との再会に繋がっていることを本を読んだだけでは先生のほんの一面しか存じていない身でありながら祈る気持ちになりました。そして、ちょん先生が人を引き付ける魅力があるのは、このような経験を大切にしていらっしゃる心があるからだと、これも勝手ながら思いました。(20代女性)
   
  シンガポールでも好評!
うちの両親がしばらくこちらに来ているんですが、滞在中に鄭さんの本を読んで、感銘を受けていました。日ごろは本を読まない父もべた褒めです。母は日本で自分のを一冊購入し、お友達みんなに貸してあげるんだと張りきっています(すみません、これじゃ印税が入りませんね・・・)。「鄭さんは今や連載を五本抱える売れっ子コラムニストなのよ。」と言ったら、「当然でしょ。こんなにいい文章が書けるんだから。」ですって。(シンガポール在住・女性)
   
  ★良い本を書いてくれてありがとうございます。すぐにも韓国に行きたくなりました。娘も先生の本に待ってます。最近、韓国のドラマを見ていて分らない部分があったりしましたが、先生の本を読むことで分るようになったりします。韓国のことがとっても近く感じられて本を離せないでいます。(福島市40代女性)
   
  ★最近、改めてもう一度読んでみたら新たな発見がたくさんできました。この本を友達に紹介したところ、 とっても喜んでくれました。何度もみたくなる本だからいつも傍においてます。(福島市50代女性)
   
  ★本を読み、韓国ってこんなに近いのに、何にも知らなかったことに気づいて本当に驚いています。そのうえ何という魅力的な国なのでしょう。今回ネットワークの皆さんや、愉快なキムさんたちと交流して、もっともっと韓国を知りたくなりました。国際交流協会にもいつか参加してみたいです。またお会いできるのを楽しみにしております!(SLOW FOOD 石田雅芳さん)
   
  ★ゆっくり書斎で布団に寝転がりながら楽しく拝読させていただきました。自分も韓国のソウルにはいってみたいと考え
てします。今、日本も韓国も大変な状態だと思いますがもう少し良心的な日本人も増 えてくれればと常々、考えています。ソウルの地下鉄の物売りの方々や漢方薬の市場なども大変、興味を持って拝読しました。
『猟奇的な彼女』も自分もつい最近、拝読したのですが韓国映画も変わったと 感じています。今、韓国では日本文化解禁で日本製の映画やテレヴィ・ゲームが審査 されて解禁されているのがうれしいです。韓国の若者たちも日本のテレヴィ・ゲーム やアニメーションに興味を持っていてくれて宮崎駿監督の作品や任天堂やソニーが定着し始めているようですね。日韓の相互理解が進んできたのはうれしいと自分も考え ています。日本でもその辺は同じなのですが年配と若者の間にジェネレーション・ ギャップがあって価値観が違うのが面白いです。ITに携帯電話とはどこでも見られ る光景かもしれませんが韓国の方が儒教文化でモラルがしっかりしているのでしょうか?東京では電車の床に座り込んだりする女子高生がたくさんいますがソウルではどうなっているのでしょうか?興味があります。(福島市Kさん)
   
  ★なかなか、韓国の生の文化や風習に触れることがことが無かった私には、とても新鮮で、非常に面白く、興味深く読むことが出来ました。韓国に漠然と興味があったのですが、ますます、韓国の方々とお友達になりたいと思えるような本で、出会えた事が、とてもラッキーです。私、個人的には、韓国に2回行った事などから、韓国語を覚えようと意を決し、独学で勉強しはじめたは良いが、途中で挫折・・・(^_^;) 友人などが、最近の「冬のソナタ」の影響で、私に韓国について、いろいろ話しかけてくるといった偶然の事から、最近、韓国語を再び独学で覚えようと頑張っていたところ・・・ 「ちょん」さんの本に、偶然に出会うことが出来ました。日本人も人間、韓国人も人間。面白いですねっ!!ますます、近い外国人の韓国の方々とお話してみたくなりました・・・(^_^;)
   
  ★日常生活の中で韓国のことを紹介していて、とても面白いと思います。私が韓国に行った時、韓国と日本はあまり変わらないように感じました。ただ、ホームステイした時、その家のオモニが箸で私におかずを取ってくれる際に、自分が箸と箸でおかずをもらうのにためらってしまった時に異文化の面白さを感じました。もちろん、韓国に来ているので文化が違うという認識はありました。しかし、箸を使うので同じような文化があるように錯覚してしまったことに気付いた時、すごく面白いと思ったのを覚えています。韓国を紹介する本の多くが韓国と日本の違いを強調するものばかりだったので、先生の本のように韓国でも日本でも変わらない、共感できる部分と韓国の文化的な違いを紹介している本はすごく親しみやすいです。(秋田大生Sさん)
   
  ★韓国の文化や国際交流について書かれた本なのですが、単に「韓国にはこういう文化・習慣があります」という紹介ではないのが、この本の素晴らしい所です。描かれているのは、ほぼ筆者が直接体験したエピソードです。まるで自分がその場に参加している1人であるかのように思える、みずみずしい描写によって、本の中の世界にすっと入り込めるわかりやすさ、親しみやすさがあります。そして、描かれている対象が非常に広いということにも驚かされます。筆者の専門である語学的な分野は勿論のこと、国際交流、食生活(韓国といえばキムチやビビンバが代表ですね)、儒教、年中行事、音楽や映画・インターネットなどの流行など、様々な話題が登場します。この本の中には、教室で教えている筆者の姿というのはほとんど登場しません。むしろ家庭生活の様子が中心なようです。そうした生活の中で関わる様々なことがらに、きちんと目と感性が行き届いているからこそ書ける文章なのだなぁと思うし、そのことが先ほど述べたようなわかりさすさ、親しみやすさに大きく寄与しているのだと思います。さらに、日本と韓国の比較、あるいは最近の韓国の変化について触れているにも関わらず、優劣論的な書き方や批判のような書き方がほとんど見られないというのも、素晴らしいと思います。筆者自身が巻末に金子みずずの「私と小鳥と鈴と」を引いていることからも、この本のスタンスをうかがうことができます。しかし、理想としてそうあるべきことがわかっていても、なかなかそうは書けないのが現実というもの。この本を読んでいると、それが自然に感じられるのは、筆者自身が韓国の文化はもちろんのこと、日本の文化についても深い理解があるからではないかと思います。(大学時代の友人Yさん)
   
  ★学部生時代から大学院生時代まで、一緒にワセダで学んだり遊んだりしてきた同級生のちょん・ひょんしるさんが、最近、本を出したことを、年賀状で知った。ちょんさんは、私と同じく日本の上代文学を専攻した後、改めて東京外語大の大学院で母国語である韓国語を研究。現在は福島県に在住して、大学や市民サークルで韓国語を教えたりしている、ということまでは、例年の年賀状のやりとりなどで知っていた。今回、本を出したとのことで、ネットで注文しがてら、ちょんさんのHPなぞを見てみると、なんかもうたいへんな活躍のようすでちょっとビックリ。でも、著書やHPの記述にあらわれたちょんさんの最近の暮らしぶりには、かつて一緒にワセダで学んでいたころの彼女と同じ親しみやすい人柄がよくうかがえるようにも感じました。韓国文化を日常生活レベルで実感するのにうってつけの入門書だと思います。(W大の先生のHPより)
   
  わかりやすくて、楽しくて、悲しくて、一気に読んでしまいました。韓国が身近になった気がしました。ヨーロッパーには出かけても、韓国へは行ったことがありませんでした。是非行ってみたくなりました。女性(50代)
   
  ★とてもいい本ですね。どの頁からも鄭さんの懐の広いお人柄がにじみ出てる気がしました。韓国語の生徒さんと一緒になって、私も鄭さんのお話を聞いているような気分でした。お声が聞えるようで懐かしかったけど、鄭さんの生まれ育った韓国の文化については、初めて知ることが多くて、私は何も知らなかったんだなと複雑な気持ちにもなりました。鄭さんとよくお話をしていた学部のころ、私は鄭さんと異なる文化や風習を持っているということをほとんど意識したことがなく、「何も違わないお友達」としか思ってなかったのですが、それは鄭さんが私に合わせてくれてたから思えたことなんだなと、改めて気づいたのです。長い間ごめんなさい!でも、そういう一方通行の思いをたぶんたくさん経験しながら、それをみんな許して、自分のキャパシティを大きくしていく鄭さんのパワーにはほんとに脱帽です。すごいよ。そしてかっこいいと思います。(大学時代の友人の賀状から抜粋)
   
  ★今は冬休みで庭坂の実家に帰っています。吉川屋さん(八百屋さんでも本をおいてくれてます)で勧められて「田舎ぐらしの韓国人」を読みました。私は朝鮮語を始めてまだ一年足らずなので、新しい発見や驚きがあってとても面白かったです。例えば「庭坂って外から来た人にとってはそんなに田舎なのかァ」とか(笑)。考えてみれば確かに田舎ですけどね。高校時代は4時間に一本の電車に泣きましたし。でもそんな一片田舎に過ぎない庭坂に、鄭さんのおかげで新しい風がふきこまれているのが分って、嬉しく思いました。実際にお会いして、もっと韓国の文化や韓国と日本の違いとかに付いてお聞きしたくなりました。家が近いので冬休み中に遊びに行くかもしれません。その時はよろしくお願いします。女性(近所に住む大学生/福島県)
   
  ★非常にやさしく、具体的に書かれており、最近、韓国に興味を持った人に是非勧めたい入門書という感じです。テーマの選び方、読者の関心のつなぎ止め方や、気持ちの流れ方など、きわめて巧みですね。(日韓経済誌 P雑誌編集者)
   
  ★一度読んで、すぐまた、読みたくなりました。そのつど、味わいが違うのに驚きました。女性(30代後半/福島県)
   
  ★とても面白くかったので、今日一気に読んでしまいました。小生韓国経済が専門なので、韓国文化や異文化交流について何百と本を読んできましたが、その中でも群を抜いた面白さでした。韓国についての紹介もわかりやすく、気品がある文章だなと感じました。特に「田舎暮らしの韓国人」というテーマはオリジナリティがあると思います。実際に国際結婚などで田舎にすんでいる韓国人が多いにもかかわらず、あまりそれについて書かれた本はなかったように思います。これから福島や東北での経験を韓国でも紹介していって頂ければうれしいです。男性(韓国経済専門家/福島県)
   
  ★読みやすく工夫されていて、一応終わりまで読み終わりましたが、読みやすい表面の下にいろいろなものが隠れていて、繰り返し読んでみると、毎回新しい発見があります。女性(50代/埼玉県)
   
  ★とても楽しい本ですね♪私は働いているといってもまだ一年ほどで、それまでは子どもを産んでからずっと専業主婦でした。歳は45歳です。だからいわゆるおばさんの感覚で読みましたが、肩もこらずすっと気持ちに入ってきました。生まれ育ったところは違っても同じ時代の感覚というものがあるのかもしれませんね。ちょんさんのようには出来ないけれど、少し隣国の言葉にも挑戦してみようかなという気持ちにさせてくれました。女性(45歳/東京都)
   
  ★とっても楽しく読ませて頂きました。読んだ後がすがすがしく、もういちど最初から読み直したくなりました。女性(40代/大阪府)
   
  ★早速読ませていただきました。139頁3行目「死なぬ」が「死ぬ」になっています。内容もさることながら、装丁、構成もすばらしい。最後の金子みすずの「みんなちがって、みんないい」という言葉がこの本のメッセージをより一層強くしてインパクトあります。(匿名)
   
  ★・読みやすくて、本の題目もいいですね。
・体験を通じてだけ書ける貴重な日韓文化の相違点。
・体験談だからこそ面白くさせます。
・日本文化は田舎即ち地方にあります。都市には日本がありません。韓国とは異なる人情・心を韓国にも発信してください。(K先生)
   
  ★先生のあたたかさが伝わってきます。男性(30代/東京都・元生徒)
   
  ★一気に読みました。楽しんで読みました。等身大の韓国文化論として秀逸だと思います。当然ながら、僕が知らない韓国の習慣、文化も出てきます。読み物としての面白さと同時に、韓国人と接点を持つ多くの日本人にとって、とても実用的だと思います。続編も期待しています。男性(韓国女性と結婚)