韓国料理レシピ

   
 
サンゲタン
(鶏と高麗人参の煮込み)


日本では精をつけるために夏にうなぎを食べますが、
韓国では、うなぎは一般的ではありません。
その代わり、そのウナギ的存在の料理が、
このサンゲタンです。
夏になると皆こぞって、サンゲタンを食べに行きます。
熱々の汁を汗だくになって食べる理由は、
「以熱治熱」といい、熱で熱を治すという考え方が
あるからです。夏には熱々の汁を飲み、夏の暑さを
しのぐという意味なのです。
血圧が高い人は人参の本数を少なめにしましょう。
また、サンゲタンは普通、昼食に食べるほうが良いと
言われます。というのは、夜寝られなくなることも
あるからです。

材料






5人分
ひな鶏・・・・1羽(600g)
もち米・・・・1カップ
乾燥高麗人参・・・・小2本
生栗・・・・3個
干しなつめ・・・・3個
ぎんなん・・・・6個
ニンニク・・・・3かけ
塩・胡椒・・・・適量
水・・・・1リットル
※ひな鳥はスーパーなどで前もって頼んでおくと手に入ります。

 
   
  つくりかた
 
調理時間は約1時間半かかりますが、圧力鍋を使うと半分の時間で済みます。

1.もち米はよく洗い、ザルにあけ、30分は置いておき水気をきる。

2. 栗は鬼皮と渋皮をむき、ぎんなんは殻を割り茹で上げ、薄皮をむいておく。

3. 朝鮮人参はさっと水洗い。(2時間ぐらい前から少量の水につけておくと良い。)

4. 鶏は腹の中もよく水洗いし、よく水気をふきとる。

5.4の鶏に1と2、干しなつめ、にんにくの材料をぎゅうぎゅうに詰め、口をつま楊枝で縫うようにとめる。

6.5と水1リットル(材料がかぶるまで)を鍋に入れ、強火でひと煮立ち。

7. 煮立ったら中火よりやや弱火で3〜4時間、ふたをして静かに煮る。中まで火が通ったら鶏を一度とり出す。

8. 楊枝をはずし身をほぐしながら骨をとり、スープへ戻す。全体を混ぜてから塩・こしょうでお好みの味へ整えてできあがり 。


 
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